チリの大雨により、農業損失は10億ドルを超える可能性がある
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チリの大雨により、農業損失は10億ドルを超える可能性がある

May 31, 2024

[1/2]2023年8月21日、チリのカブレロで、チリ中南部地域を襲った大雨の影響で浸水した地域を水の中を歩く馬。ロイター/フアン・ゴンザレス/ファイル写真、ライセンス権を取得

[サンティアゴ、8月28日 ロイター] - 当局と業界の試算によると、先週のチリ中南部農業地帯での大雨により、少なくとも10億ドルの損失が生じた可能性がある。

危険な雨が孤立したコミュニティを襲い、少なくとも3人が死亡したため、政府は先週、極端な気象状況により大災害状態を宣言した。

ガブリエル・ボリッチ大統領の政府は先週、100の自治体を対象に農業緊急事態を発令し、さらなる支援を求める農民のための灌漑インフラ、運河システム、その他の支援策の交換に約830万ドルを承認した。

国立農業協会(SNA)のアントニオ・ウォーカー会長は月曜日、チリのエステバン・バレンズエラ農業大臣との会談後の記者会見で、「被害額は10億ドルを超えると話している」と述べた。

「小規模、中規模、大規模の農家、地元市場に供給する生産者、そして輸出専用の多くの果樹園にも被害が出ている」と同氏は付け加えた。

バレンズエラ氏は記者団に対し、灌漑システムや川沿い地域への被害のほかに、果物や野菜の果樹園や動物の飼料も失われたと語った。

この南米の国は、銅の最大の輸出国であることに加えて、新鮮な果物やナッツ、パルプ、ワイン、木材を出荷する強力な農林業輸出国でもあります。

ウォーカー氏は、特定の作物に灌漑が行われる9月の南部の春の到来前に、緊急の対策を講じる必要があると述べた。

農家らは現在、長年の水不足の後にチリ中部に大雨をもたらしたエルニーニョ現象が、今後の春にさらなる不安定を引き起こす可能性があると懸念している。

ナタリア・ラモスによるレポート。 カロリーナ・ピュリス著。 編集:サンドラ・マーラー

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